2013年2月27日 パンパシフィック横浜ベイホテル東急
演題「CKDの血圧管理と血圧変動」
演者:横浜市立大学附属病院腎臓・高血圧内科准教授 田村功一先生
内容「血圧をきちんと下げるのにはカルシウム拮抗薬がよく、長時間の血圧変動を抑えるにはARBがよい。ナトリウム感受性の高血圧には、利尿剤の併用が有効であり、イチ罪での血圧コントロールが不良の場合には、病態に応じた併用療法が有効である。合剤による治療も、有効であるが、病態を理解したうえで、合剤を選ぶ必要がある。カルシウム拮抗薬の中で降圧効果の持続時間が長いものはアムロジピンであり、ARBの中では降圧効果がよいものはミカルディスである。ナトリウム感受性の人においては、利尿剤の併用が有効であるが、利尿剤の量が多くなってくるようであれば、尿酸上昇の危険性があり、尿酸低下作用のある、ニューロタンが利尿剤の投与量が多い症例においては、より有効である。」