2013年2月20日 けいゆう病院
演題「虚血性心疾患の心電図診断」
演者:横浜市立大学付属市民総合医療センター心臓血管センター客員准教授 小菅雅美先生
内容「心電計の児童診断はそのプログラムが会社によって異なり、心筋梗塞の心電図でもA社で8割、B社で5割程度の正解率であり、健康診断などでは、問題となることはほとんどないが、共通の症状を持って受診されることが多い、循環器や救急の場面では、必ず、医師の診断が必要である。貫壁性の障害を表すSTの上昇は、誘導による差があり、性別や年齢により異なる点が大事である。男性では、40歳未満でV2-3誘導では2.5mm、40歳以上で2?、女性では年齢に関係なく1.5?以上を、その他の誘導は1?以上を優位な変化と考えることに、次の心電図のガイドラインから明記される予定です。
鏡像変化として―aVR誘導のST上昇があるとタコツボ心筋炎の可能性が強くなる。急性心筋梗塞では、aVL、?誘導に、肺塞栓症では?、?、aVFにST変化が出やすい。」