2013年3月13日 興和株式会社東京支店
演題「糖尿病最前線2013」
演者:東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科講師 山内敏正先生
内容「糖尿病は日本において50年間で40倍の890万人の人がり患している。メタボリックシンドロームがあることにより糖尿病になる危険度は5倍になる。寿命も糖尿病があると日本人の平均寿命よりも男性で9.6歳、女性で13.0歳短命となると計算されている。糖尿病があることにより膵臓がんや肝がん、大腸がんが起こりやすくなる。最近よく使われるようになってきているインクレチン製剤は、インスリンの分泌増加、血糖を上昇させる働きのあるグルカゴンの分泌抑制による血糖値の改善だけでなく、食欲の低下、胃の内容物の排出遅延効果もあり、膵臓のインスリンを分泌するβ細胞の増加効果も実験では認められている。」